『交際クラブ』『デートクラブ』の特徴の一つに「エリア」というものがあります。
一見、エリア毎に店舗を構えて地域特化を謳っているように感じられることでしょう。

東京都であれば、「新宿」「渋谷」「恵比寿」「銀座」「品川」「六本木」「青山」「赤坂」といった地域が主要エリアとして強調されているでしょう。駅を中心にイメージすることが多いかもしれません。

都市ごとの発展具合やアクセス利便性などの面も考慮されているように感じられますが、一部の利用者にとっては全くメリットがない部分があるのです。

例えば、皆さんがとあるファーストフードチェーン店に行くとします。地域によってメニューに違いがあるでしょうか？全く違いがありませんよね？つまり、どこのお店を選んでもサービスの内容に違いはないのです。

もちろん、「東京」と「大阪」では大きな違いがでるでしょう。飲食店などでは、味付けの違いが色濃く出るでしょうし、接する人の気質や方言なども違いがあるのではないでしょうか。このような差別化が容易に可能な地域であれば違いを意識する必要は大きいでしょう。

地域ごとに、色々なタイプの女性も存在するので、様々なニーズに合わせた『交際クラブ』『デートクラブ』が存在します。首都圏近郊の方は、出張の際に関西や九州地方の店舗を利用して、たまには違う刺激を味わってみるのもいいかもしれません。

では、根本的に地域色を出しているメリットとはどこにあるのでしょうか。

男性会員の場合、どこで女性と会ってどこへ行くのかはデートプラン上、個人の自由になります。
ですので、『交際クラブ』『デートクラブ』のサービス自体は、店舗ごとの価格差以外にメリットは存在しません。
多くの場合、入会の為の面談もホテルなどになるので、店舗の所在地というものも関係がないのです。

女性会員の場合、大きな違いが生まれてきます。
漠然とした選択手段として、近いエリアの店舗で会員登録がしたいと考えるでしょう。
女性の場合は、店舗の謳うエリア近辺の事務所などで面談をすることになりますので、エリア選択のメリットはあると考えられます。実際には、渋谷の店舗だと思って連絡しても「青山まで来て下さい」と言われるようなことがほとんどであったりします。

店舗目線で考えた場合、メリットとデメリットが存在しています。
男性に対しては、近いエリアで店舗を選ばれてしまうと、単純に選ばれずに損をしてしまう店舗がでてしまいます。
女性に対しては、エリアを限定することで地域ごとに特色のある女性を集客することが可能となるでしょう。

ですので、エリアを意識した場合には、大きな主要都市名を店舗名に使用している『交際クラブ』『デートクラブ』であれば、集客上は安定している可能性が高いと判断できるでしょう。

「新宿」であれば、人の往来が多く女性が多いイメージがあるでしょう。
しかし、実際は新宿駅近辺で事務所を構えられる場所は少ない為、店舗の存在は感じられないケースが多いです。

「渋谷」「恵比寿」の場合、若者向けのイメージが強く印象づくでしょう。
もちろん人の往来も多く、渋谷駅を中心に店舗も事務所を多く構えています。
しかし、「渋谷区」と広い範囲になった場合、千駄ヶ谷・笹塚・麻布方面の事務所に行くはめになるかもしれません。

「銀座」「品川」の場合は、主要シティーホテルの利用を前提としたエリア選定がありそうです。
また、高級感の強調よりも清楚感をテーマとしているイメージが強く残るでしょう。
銀座のような商業施設中心の街では、地名ブランドイメージに過度の期待をし過ぎない方が良いかもしれません。

「六本木」「青山」「赤坂」の場合は、高級イメージしかありません。
主に男性利用者層のイメージを女性利用者に伝えている目的が多そうです。
実際に、高所得者層は多くない為、地名イメージとは裏腹に利用者数の少なさを意識してしまうかもしれません。
人口の少ないエリアなので、実際のサービスの質との乖離を感じるケースも多そうです。

『交際クラブ』『デートクラブ』のエリアの違いを考える場合は、

『実際にはそこに事務所があるわけではない。』
『男性・女性会員共に、エリア近隣に住んでいるわけではない。』
『女性会員の登録の利便性を意識する必要がある』
『女性会員の利用者ごとのタイプが別れる。』

上記のような点を意識して店舗選びをする必要がありそうです。